皮下脂肪を落とすには

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皮下脂肪を落とす3つのポイント【行動修正療法】

第一には、「やる気にさせる!」

肥満専門医は薬を用いて減量させているのではなく、患者さんにヤル気を起こさせ、更にその気持ちを持続させ減量へと導いているのです。
痩せて健康になりたい、綺麗になって結婚したい、娘の結婚式までに痩せたいなど、自分が減量の為に本気になる理由を探してヤル気に燃えてください。

第二には、「原因を見つける!」

なぜそんなに大量に食べるのか、飲むのか、その原因を考えてみてください。 すると原因の大半が日常的なストレスにあることに気付くはずです。
ストレスの原因を考え、見つけ、取り除けるものは取り除く。
自分に良いように解釈するポジティブ思考でもストレスは軽減されます。例えば、嫌なことを言われたら相手の目を見ずに鼻を見て、右から左へ聞き流し、笑ってすませるのです。

第三には、「続けられるやり方で!」

食事指導を守っていると、腹が空いて長続きしないと言われることが多いので、野菜とお揚げの炊いたものや、コンニャク・大根・ニンジン・ゴボウをおでん風味に炊いたものを、いつでも空腹時には好きなだけ食べていいと説明しています。
食べるものがあると思うだけで、イライラ感は減りダイエットが長く続けられるからです。

皮下脂肪を落とす【食事療法】

栄養のバランスは良くカロリーを下げる

  • ケーキ・チョコレート・まんじゅう・アイスクリームなどの砂糖菓子はやめ、おやつは果物を1日で握り拳大2個まで。
  • 毎食前にはキャベツ・レタス・トマト・キュウリなどの生野菜を十分に噛んで食べるのです。減量後のシワを減らし、お腹を膨らませ、次に食べたおかずや主食の吸収を抑え、その後の血糖値の上昇を抑制する為です。
  • おかずは1日全部で牛乳200ml+卵1個+肉80g(8×4×0.8cm)+魚80g(刺身5切)+豆腐1/2丁を朝昼夕食に3等分し、主食は朝・昼ご飯1杯ずつで夕食の主食は抜く食事療法(女性なら1200kcal減量食)です。男性なら夕のご飯をもう 1杯とおかずを少し増やした1500kcal減量食です。
  • お茶碗1杯(200kcal)が5枚切の食パン1枚・うどん1束・イモ・カボチャ・トウモロコシ(約60g)に匹敵します。又、ビール500ml缶1本・日本酒1合・焼酎1合も同じく200kcalです。

食事療法の注意点

  • リンゴダイエットなどの単品ダイエットは、筋肉減少症(サルコペニア)を引き起こす恐れがあるので絶対しないこと!
  • 減量中でも毎日最低70gのたんぱく質(牛乳200ml+卵1個+魚80g+肉80g+豆腐1/2丁)は摂取すること!
  • 食事療法を守っても、食後に全く運動しなければ、減少してほしい脂肪がエネルギー源としてほとんど働かず、筋肉がエネルギー源になる為、血中尿酸値が急上昇して危険な状態になるので、必ずダイエット中は食後に身体を動かすこと!

皮下脂肪を落とす【運動療法】

食後に体を動かす

  • 運動は、食べ初めてから30分後位を中心に歩き1日5000歩の散歩が必要です。もちろん、室内での体操や掃除でも結構です。
  • 食前の運動は食欲を増強させ、食べる量を増やしたり吸収を良くする為、減量には適しません。
  • 足が悪い人でも椅子に座っての上半身の運動くらいは頑張りましょう。 5分間からでもやっていただきたいものです。

運動療法の注意点

  • 運動量は徐々に増やすことが重要で、最初から無理をすると翌日には動けなくなる人がいます。
    万歩計をつけて食後中心に1日3回で3000歩くらいから開始し、1週間毎に1000歩ずつ増やし、5000歩まで増やしていくことを目安としてください。毎日習慣にして続けることが大切です。
  • 歩くことが難しい人でも上半身は動きます。1日3回食後に上半身の体操や、座ったままでエアー水泳という上半身だけの平泳ぎを50回やるのも効果的です。
  • 買い物は食後に運動療法を兼ねて行くのがオススメです。お腹一杯なのでお菓子など必要以上の食品を買わなくてすみます。

お風呂でお腹を揉む

減量を始めても最初の1週間は効果が出にくいので、お風呂に入った時、お腹を指で強くつかみ何度も揉むようにします。
お腹をつまむと固いのは、中性脂肪が脂肪細胞の中に満杯に詰まっているからです。
しかし、1週間もすれば脂肪がエネルギー源として使われ、脂肪細胞の中の中性脂肪が「遊離脂肪酸」と「グリセロール」として血中へ放出され、逆に、水分が脂肪細胞の中に入ってきて柔らかくなります。さらにその1週間後にはその水分も少しずつ血中に出ていき痩せていくのが実感されます。

肥満外来へ通院して痩せる

ダイエットのやる気を起こしてもらえる!

自分一人では安全に痩せられるか心配な方、リバウンドを繰り返しているという方は、日本肥満学会認定の肥満治療専門医(全国で約150名)のいる肥満外来に通院することがおすすめです。
やる気を起こさせてもらえ、様々な指導をしてもらえる上、うまく減量できれば行動修正療法の報酬として「上手く痩せたね。」など褒められたり、同じような境遇の患者成功体験を目の当たりにする機会が更なる励みになります。
減量後も肥満外来に通っている人はリバウンドしにくいというメリットもあります。

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